昨日の雨とは打って変わって晴天の会場。5/22(日) ソラリズム“SPRING”パーティーの開催はの絶好のフェス日和に恵まれ、皆さんの笑顔とありったけの愛に包まれる最高の1日となりました。
「みんなきっと分かってる、“最高”ってこういう日のことなんだってこと」
90年代を愛するアーティスト、そうしてご来場いただいた皆さんと過ごした最高のパーティーの様子をお伝えします!
photo by 髙橋良平
執筆 野呂瀬亮
オープンした“SPRING”パーティーにはフェスを愛する人たちが少しづつ会場の密度を濃くしていきます。
「本番前に上がるような曲をかけていきます!」そんな言葉とともにDJ 吉沢dynamite. jpの古き良きオールディーミュージックをアレンジしたキャッチーなセットが鳴り響き始め、来場者の皆さんは美味しいお酒やご飯にならびながら身体を揺らしていました。
ソラリズム「“SPRING”パーティー」のスタートです!
ギターと鍵盤の音の中心に現れるラブ・タンバリンズVo.Ellie!涼やかな着物姿で歌声を響かせる彼女の存在感にオーディエンスも思わず釘付けに!
ファンキーな佐藤タイジのギターも重なり、ムーディーかつソウルフルなバリエーションに富んだ曲の数々を披露しました!
いつまでも色褪せない90年代のカルチャーを纏った彼女のパフォーマンスに、手拍子に身体を揺らしてオーディエンスも楽しんでいました!
今話題の若手バンドyonawoからVoの荒谷翔大がアコースティックギター1本を手にステージへ上がります。
バンドセットとはまた違う、シンプルな彼の歌声の魅力がストレートに伝わるアコースティックパフォーマンスは貴重なものです。
オリジナル曲や、The BeatlesからI’ve Got a Feelingのカバーなど、オールディーなセットリストを披露。
お昼過ぎの和やかな会場では彼の歌声にうっとり聴き入るオーディエンスの皆さんの姿がありました。
ステージにターンテーブルとGt.vo、1MCのセットが組まれると、立ち上がり転換のBGMに合わせてステップを踏む人たちの高揚感が充満します。TOKYO No.1 SOUL SETと、ともに青春を過ごしたオーディエンスたちのダンスフロアの幕開けです!
湿っぽい切なげなメロディーに重いウーハーの四つ打ちが重なり、一気に踊り出すSPRINGパーティー。
ギターのカッティングとラップに合わせ手拍子をするオーディエンスの笑顔で、このパーティーに、あの“いい時代”がフラッシュバックしました!
「日本の宝!田島貴男!!」そんな佐藤タイジの呼び込みで現れた田島貴男。
オープンチューニングのスチールギターを手にブルージーなスライドギターを披露!
Original Loveとはまた一味違う弾き語りでの演奏に、長年のファンたちもゆっくりと耳を傾け聴き入っていました。
田島貴男自身もこの豊かな環境の中での演奏に心地よさそうな表情。
ソラリズムを始め野外フェスは、オーディエンスだけでなく出演するアーティストも気持ちの良い環境での演奏を楽しみにしてくれています。
宵闇に包まれる会場にDJ川辺ヒロシのロングセットが響き始めると会場は一気にダンスフロアと化します。
終盤に差し掛かった本日のパーティーのクライマックスに向けて盛り上がりは加速。
四つ打ちに合わせて深くトリップし、笑顔で身体を揺らすオーディエンスたちがブース前に集まりました。
見よう見まねで大人たちと一緒に踊る子どもたちも賑やかに、大トリのシアターブルックへとありったけの愛を込めたバトンが渡されました。
ソラリズム「“SPRING”パーティー」の大トリ、シアターブルックがの演奏が始まると客席はオールスタンディングに!
90年代ラバーのオーディエンスが待ち侘びたロックでファンキーなステージに会場はこの日最高の盛り上がりを見せます。
「最高ってこういうことやんな!ソラリズム最高だったって、皆んなに言いふらしてな!!」
恍惚とした表情でギターソロを弾く佐藤タイジをバックを支えるグルーヴィーなバンドセット。このステージ集う腐れ縁の5人によるタイトでエモーショナルな曲たちが、この最高のパーティーをクライマックスへと加速させます。
「90年代の音楽は本当に素晴らしいんです!ここでそんな同じ時代を生きた仲間をお呼びします!Ellieちゃん!」
大喝采の中ステージにEllieが登場!最高潮の熱気の中、色褪せない名曲「ありったけの愛」を演奏しシアターブルック、そうしてソラリズム「“SPRING”パーティー」はグランドフィナーレを迎えました。
90年代を愛する7組のアーティストとオーディエンスたちで作り上げたこのソラリズム「“SPRING”パーティー」。
最高に気持ちいい気候の中、最高のロケーションで、最高の音楽を共有した会場の全員からほとばしる笑顔と音楽への愛は、きっと過ぎた時代への郷愁ではなく、今日や明日を生きるわたしたちの活力となっているのだと思います。
「またソラリズムやろうね。」そう言ってステージを去ったシアターブルック。今日という日は過去となってしまうけれど、音楽と野外フェスを愛する皆さんがいる限りパーティーはまた必ず催されます。
「みんなきっと分かってる、“最高”ってこういう日のことなんだってこと」
最高のパーティーの余韻は心地よく少し切ないけれど、ソラリズムは今日のような愛に溢れる1日をまた必ず作っていきます!
また皆さんと最高の時間をともにするのを心から楽しみにしています!
ソラリズム2DAYSにご来場してくださった皆さん、本当にありがとうございました!