あきる野でこのメンツ、観れるんですよ!?広報スタッフの完全主観で注目アーティストをご紹介!

いよいよ明後日に開催が迫った「トーキョーマウンテン“山遊び” powered by ソラリズム」。今年一年“ーwithコロナ時代の持続可能な野外ライブ文化を目指してー”という旗の元、さまざまなコンセプトで仕掛け続けてきた野外フェスプロジェクトソラリズムの集大成となるイベントです。
本開催も豪華アーティストの皆さんがステージを盛り上げてくれますが、今回は私広報スタッフ・ライター野呂瀬の完全主観注目アーティストを、完全個人的な思い出と共にご紹介していきたいと思います(笑)。

「あきる野でこのメンツ、観れるんですよ!?」

あきる野でこのラインナップを観れるなんてすごいと思うんです!本当ならお客として観たい・・。少しばかり偏りがありますが何卒ご容赦ください!

2年前は観れなかった!
初めて行ったフェスで観た「渋さの衝撃」を再び!

まず今回僕が興奮して止まないのは、1日目 19日(土)のヘッドライナーである「渋さ知らズオーケストラ」の出演です!2年前の2020年11月14日に開催された「森と川と焚火の音楽祭 ライブフォレストフェス」でも、ここ多摩あきがわライブフォレスト自然人村で怪演を魅せた渋さ知らズですが、その時分の僕はといえば地元山梨県でフリーマガジンの広告営業をする毎日・・。

それから1年後、コロナ禍真っ只中の2021年に山梨県小淵沢女神の森 セントラルガーデンで開催された「ハイライフ・エクスプレス」から野外フェス広報にジョイン。初の現場でようやく「渋さ知らズ”EXPRESS”セッション」を観ることが叶い、その圧倒的な迫力とリーダー不破さんの「渋さ」に衝撃を受けました・・!
ただそれより印象的だったのが、終演後にメンバーの皆さんが「早く野外でワイワイやりたいもんだねぇ」と少し寂しそうに呟いていたこと。

それから「いつか野外フェスのステージで渋さ知らズを観たい」と熱望していたところに出演が決定!ハイライフで見たど迫力な演奏に加え、今回はあの渡部真一さんの豪快な煽りや奇奇怪怪なダンサーたちのパフォーマンスをあきる野の山で観れること、本当に心から歓喜しています・・!

おそらくメンバーの皆さんも今回気合の入ったステージを観せてくれるに違いありません!
最近なかなか野外で渋さ知らズを観られていなかった皆さん、久々の“渋さカーニバル”を見逃さないでください!

Photo by 堀川多貴雄

ミスターソラリズム!もはやいないと気持ち悪い!(笑)
タイジさんに会えると元気になるのわかります!?

いつもいつもありったけの愛をブンブンに振り撒いてくれるタイジさん(笑)。いつもいつも本当にありがとうございます!僕タイジさん大好きなんですよねぇ。
「トーク上手すぎ・衣装派手すぎ・それでもってギターと歌上手すぎ」。タイジさんのクシャクシャな笑顔と前向きな歌声に触れると本当に元気もらえるんです。

開催のたびド派手に会場入りしたかと思えば親戚のおじちゃんみたいに気さくに振る舞ってくれるタイジさん。なんだか僕の中でソラリズムそのものなんですよね。それでいてステージに上がればスーパーアーティスト佐藤タイジとしてオーディエンスを釘付けにするそのカリスマ性、いや本当にかっこいい。

あとギターの音が本当に最高なんです。アコギをあれだけかき鳴らすギタリスト他に見たことない・・。前に踏んでいる歪みは何か聞いた時に「なんかよくわからんハンドメイドのファズや!(笑)」って言っていてこの「おっちゃん最高や・・」と一気に心を掴まれた僕です(笑)。

10月の開催にはいなくて寂しかったです!ブッチブチに歪んだスーパーアコギソロと底抜けに明るい歌声を轟かすファンキー最高責任者の佐藤タイジさんの出演は19日(土)。皆さん一緒にお迎えしましょう!!

Photo by KOTARO MANABE & 髙橋良平

アスパラをあきる野で観れるのヤバくないですか?・・
渡邊忍さんのギターにシビれていた俺少年(17歳)

2日目の20日(日)に出演するASPARAGUS!「アスパラ」と聞くだけでノスタルジックな気持ちになるのは僕だけでしょうか・・。アスパラの曲はどれも大好きなんですけれど、実は17歳の野呂瀬少年がどうしようもなく好きだったのは、Gt.vo 渡邊忍さんのギターでした。

あれだけ抜かしておいて大変恐縮なんですがぜひここでご紹介したいのは、2010年2月3日にリリースされた木村カエラ初のベストアルバム『5years』DISC1の一曲目に収録されている「You bet!!」という曲。(ご本人たちの曲でなくてすみません・・)

渡邊忍さんによる作曲、編曲で、ギタリストとしても参加されているこの「You bet!!」。当時メロコアやガレージロックばかりに傾倒し「歌物なんて聴かねえ!」なんて生意気を抜かしていた僕ですが、たまたま聴いたこの曲に脳天をぶち抜かれたのを覚えています。
曲全体に流れる疾走感と焦燥感。そしてなんと言っても渡邊さんのアコギフレーズがめちゃくちゃかっこいい・・。そこからASPARAGUSというバンドをしっかり聴くようになるきっかけとなった曲でした。

ASPARAGUSのライブを観るのは、2016年茨城県スペースU古河で開催された「LOSTAGE presents [生活 2016]」以来5年ぶり。まさかあきる野の大自然の中であのギターを聴けるなんて・・本当に楽しみです!!

The Firewood Projectがあきる野にやってくる!!
ハジメさんのベースをハジメさんの地元で聴けるなんてエモすぎる・・

20日(日)に出演するThe Firewood Project!「Husking Bee 平林、malegoat 岸野、fam 山﨑の三人により2016年結成。2018年、Friendship渡辺が加入。」このプロフィールの一文を見たらもうエモリスナーの皆さんは歓喜の一言ですよね・・。

僕がThe Firewood Projectを知るきっかけとなったのはなんと言ってもあきる野が生んだスーパーベーシスト岸野一さんの存在。バンドの練習でリンキィディンクスタジオ八王子に通っていた時分、エモバカであるBaが「あれファイヤーウッドのハジメさんじゃね・・・?」と震えながら見つめる先にハジメさんがいました(笑)。
そんな時Baから教えてもらったのがハジメさん率いる「malegoat」。地元甲府市Bodega studioに来た時は迷わず観に行きました。

それから数ヶ月後、ファイヤーウッドではDrの山﨑さんがGt.voをつとめるバンド「CONFVSE」が、地元の甲府KAZOO HALLに出演するということで迷わず参戦!
どっちもめちゃくちゃかっこよくて、いつかファイヤーウッドを生で観たいと願っていたわけですが、それがハジメさんの地元あきる野で叶うなんて・・!

オハイオのAnnabelとのUSツアー及びフロリダで行なわれているパンクフェス Festへも出演するThe Firewood Project。国内外問わず活動するインディーロック、エモバンドの激レアな2022年ラストステージをお見逃しなく!!

■文 / 野呂瀬亮