“森と踊る”トーキョーマウンテンの始まり|民謡クルセイダーズ、元ちとせ、リトルテンポ、宮武弘、平田まりな with 吉井盛悟 等の熱いライブとフード、BBQ、アウトドアワークショップが広がった“山遊びフェス”の1日

“森と踊る”トーキョーマウンテンの始まり!
民謡クルセイダーズ、元ちとせ、リトルテンポ、宮武弘、平田まりな with 吉井盛悟 等の熱いライブとフード、BBQ、アウトドアワークショップが広がった“山遊びフェス”の1日

秋の東京の山に広がる、野外ライブと美味しいご飯、BBQ&アウトドアワークショップの“山遊びフェス”「トーキョーマウンテン“森と踊る”」。民謡クルセイダーズ、元ちとせ、リトルテンポ、宮武弘、平田まりな with 吉井盛悟 等のアーティストたちが熱いステージを展開し、大盛況の「森と踊る」1日が繰り広げられました!
地域の方を含む多くのお客さんが訪れ、老若男女問わず幅広い世代の皆さんが一つとなって楽しんだ秋のお祭りの様子を写真と共にお届けします!

■Photo by ayami sakamoto
Instagram @iam_ayam_

宮武弘のステージが始まりを知らせる“山遊び”の1日

オープンを迎えた会場には続々とお客さんの列が連なり、宮武弘がサブステージに上がる途端に秋川の空は晴れ間を見せ始めました。ウクレレの甘い音色に引き寄せられるように、ステージ前に集まり始めるお客さんたち。「外遊びって最高だよね!」そんな言葉と共に始まった演奏。宮武弘の呼びかけに両手を高くあげてコールアンドレスポンスを楽しむ子どもたちやお父さんお母さんの笑顔がありました。
焚き火や美味しそうなご飯の匂いと共に一気に温まった会場では、ウクレレのワークショップが始まります。宮武弘を囲むように参加者の皆さんが集い、大人から子どもまでポロポロとウクレレをつまびきながら和やかなひと時を過ごしていました。

五日市中学校伝統芸能部 with 吉井盛悟が躍動するメインステージのはじまり

少しずつ葉の色を変える秋川渓谷の森を背に、大小様々な太鼓が並ぶメインステージ。MCさとうこむぎとアースガーデン代表の南兵衛の呼び込みで五日市中学伝統芸能部 with 吉井盛悟が上がると、静寂に包まれる会場にゆっくりと太鼓の音がこだましていきます。
吉井盛悟の合図で横笛と締め太鼓の音色が響き、獅子舞などの緩急豊かで躍動的な舞が始まります。伝統芸能の第一線で活躍する吉井盛悟に見守られながら演奏をする五日市中学伝統芸能部の皆さん。地域の文化を絶やさぬようにと活動を続ける彼らの姿勢に、オーディエンスの皆さんも真剣な眼差しを向けていました。

リトルテンポのピースフルな音色に身を預けて踊る人たち

「YA-MAN!」リトルテンポのダブビートとスチールパンの陽気な演奏が始まると、会場は一気にルーズなダンスフロアと化します。夜の手前、暖色の照明に包まれた一行の奏でるピースフルな音色に身を預けて踊る人たち。
ソロパートが順に回るごとに客席は拍手と和やかな歓声に包まれ、お酒片手にゆらめくオーディエンスの波に乗せられるように演奏の熱量も増幅。焚き火の炎も色を濃くしていくブルーモーメントの中、11年ぶりのアルバムをリリースした彼らのグルーヴィーなステージに魅了される会場は、徐々にエモーショナルな祭りの夜へと表情を変えていきます。

秋川渓谷の「夜祭」をヒートアップさせる平田まりな with 吉井盛悟のステージ

平田まりな with 吉井盛悟がステージに上がる頃にはもう当たりは宵闇。太鼓の音に弦楽器の賑やかな音色が重なり、平田まりなの歌声が秋川渓谷の住んだ夜の空気の中に溶けこんでいきます。
ワークショップに美味しいご飯やお酒を楽しむ皆さんもステージを見つめ、二人の演奏に耳を傾けていました。後半に向けて祭りの音色はどんどんとヒートアップ。焚き火のあかりに照らされながら体を揺らす皆さんと呼応するように、二人の見事な掛け合いをも熱がこもっていきました。

元ちとせの歌声に広がる平和と穏やかな笑顔の輪

鍵盤、ギター、パーカッションをバックに4人体制で現れた元ちとせ。唯一無二の彼女の歌声に会場のオーディエンスもうっとりと聴き入ります。身体全身を揺らしながら澄んだ歌声を響かせる元ちとせは、デビューから今年で20年。14年ぶりにリリースした5thアルバム「虹の麓」の曲を中心に名曲の数々を演奏しました。
「平和を願って」MCでも何度もそう口にする彼女。辛辣なニュースが飛び交う昨今で、今日この山に広がる彼女の歌声と笑顔はなんとも尊い時間に感じられます。最後に名曲「ワダツミの木」を歌い終えると会場は大歓声に包まれました。

Yae&ヤンシーのステージが秋川のふるさとにエンディングを告げる

焚き火とステージの明かりだけが煌々と光るサブステージにあわられるYae&ヤンシー。ヤンシーの鍵盤に乗せられるYaeの荘厳な歌声が森に溶け行っていくサブステージのエンディングが始まりました。
今日1日をめいいっぱい遊び尽くした皆さん。大人も子ども皆焚き火を眺めながら、ステージを見つめながら、和やかに会話をしながら二人の演奏を噛み締めているのが印象的でした。ワークショップもいよいよ終盤、「うさぎ追しかの山」そんなYaeの歌声が秋川のふるさとにのエンディングを知らせます。

トーキョーマウンテンメインステージ大トリは民謡クルセイダーズ!ゲストに元ちとせを迎え、“森と踊る”秋の祭りの大宴を!

トーキョーマウンテン“森と踊る”のメインステージ大トリを務めるのは、今回のヘッドライナーである民謡クルセイダーズ。大所帯のメンバーがステージに並び、それぞれの楽器を奏で始めます。リハーサルから既に盛り上がりを見せる会場、いよいよ演奏がスタートすると一斉に客席は踊り始めます。
「森と踊ってますか!?」そんな掛け声に今日一番の大きな歓声をあげるオーディエンス。泥臭いリズム隊に重なるファンキーな管楽器やギター、その上を軽やかなこぶしの日本民謡が転がり、独特のグルーヴが夜の森に渦巻きます。
ステージもいよいよ佳境をいうところでステージには元ちとせが登場!「豊年節」のイントロが始まると会場のボルテージは最高潮まで上り詰め、大喝采の中貴重なコラボステージが繰り広げられました。
鳴り止まない手拍子に応え、アンコールにはあきる野在住のフレディ塚本による独唱が始まります。伸びやかな歌声に恍惚と聞き入る皆さん、言葉こそありませんが秋の秋川で踊り明かした今日を共に讃えあっているようでした。

「次会える時には益々のご愛顧を」“森と踊る”皆さんの笑顔がまた集う日まで

鳴り止まない拍手の中、秋の東京の山を丸ごと楽しむ山遊びフェス「トーキョーマウンテン“森と踊る”」は幕を下ろしました。天候にも恵まれた会場には総勢で500人を超えるもの皆さんが集い、美味しいフードやお酒にワークショップ、音楽を分かち合うことができた1日。ヨーロッパツアーを終えさらに勢いを増した民謡クルセイダーズの演奏をはじめ、素晴らしいライブステージに“森と踊る”皆さんの笑顔が溢れる開催になったことを心より嬉しく思っています。
私たちも多摩あきがわライブフォレスト自然人村でのイベントを重ねるにつれ、地域やご来場の皆さんからの応援やご好評の声が益々大きくなってきている実感があります。「次会える時には益々のご愛顧を」そんなフレディ塚本の一言に象徴される本開催。これからもこの地域の伝統や文化を大切にしながらも、常に新しく面白い試みを皆さんにお届けしていきます。あきる野市秋川渓谷の素晴らしさ、そしてそんな環境の中で楽しむ“祭り”の素晴らしさをお伝えできるように張り切って参りますので、ぜひ今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いします!

10月16日(日)はトーキョーマウンテン “山びこ響く”を開催!
当日券も用意しています!

10.16(日)トーキョーマウンテン“山びこ響く”では、GOMA & The Jungle Rhythm Section with VJ mitchel、bird、日食なつこ、Polaris、青柳拓次、KenKen w/GIVE UP GUYS等出演し、木々に囲まれたメインステージとマーケットステージの2ステージでの音楽ライブと、多彩なワークショップや出店が広がります!
美しい森と溪谷に響く歌声、山と心を震わす太鼓とビートの鼓動、山だから野外でこその音楽ライブと、ワークショップなどの山遊びをぜひ体感してください!

トーキョーマウンテン “山びこ響く”タイムテーブル